はいどうもこんにちはシキです。
今回は高次脳機能障害による注意障害について、私の経験も交えて障害や日常生活への対策を書いていきます!
最後には、高次脳機能障害の注意障害により日常生活で起こりうる問題への対策や解決法も書いています。
・注意障害になったら、悩み
まずはじめに、、
注意障害とは何でしょうか?
注意障害とは脳の損傷により、生活において以下のようなことが障害される可能性があります。
・まわりのことに気が散って
・集中ができず
・作業中のミスや間違いが増えること
また、高次脳機能障害の注意障害では、脳損傷により以下の障害が起こる可能性があります。
・ぼんやりして反応が鈍くなる
・1つのことにこだわって他のことに注意を向けられなくなる
・注意障害について
注意障害は、高次脳機能障害により残る他の障害よりも、後遺症として発生する割合が高い障害です。
注意障害は重症度により、障害される注意機能の度合いや注意障害の種類が多くあります。
注意障害といいますが、そもそも注意障害の注意とはいったい何なのでしょうか?
ここからは、注意障害の注意とはどういうものかを見ていきましょう。
注意は大きく5つに分けることが出来ます。
・5種類の注意
注意機能には、容量性注意・選択性注意・転換性注意・持続性注意・配分性注意の5種類があります。
5種類の注意機能を具体的に説明していくと、
・容量性注意
容量性注意が障害されると、1度に意識することが出来る容量や範囲が狭くなります。
例えば、2つのことが同時にできなくなったり、うっかりミスが増えます。
・選択性注意
選択性注意が障害されると、自身が必要としている刺激や情報に、注意を向けることが出来なくなることがあります。
例えば、陳列された多くの商品の中から自分が欲しい商品を見つけることが出来なくなったり、物音が聞こえると物音のほうに注意が逸れて作業が続けられなくなります。
・転換性注意
転換性注意が障害されると1つの物事に強く執着してしまい、他の物事に対して注意を切り替えられなくなることがあります。
例えば作業時に他のことに注意が散り、本来目的の作業が出来なくなることがあります。また、2つの作業を同時に行う必要がある時に、片方の作業から他方の作業に切り替えられなくなることがあります。
・持続性注意
持続性注意が障害されると、注意を同じ状態に持続することが出来なくなります。
例えば、集中力を保つことが出来なくなることがあります。また、他の考え事をしてすぐに疲れてしまい、ミスが増えることがあります。
・配分性注意
配分性注意が障害されると、複数の活動を行うことが苦手になります。また、その複数の活動を順序良く、効率よくすることができなくなります。
例えば、電話しながらメモを取ることが出来なくなる。また、料理中他の食材を切っている最中に、フライパンの料理に注意が向けられずに焦がしてしまいます。他に、車を運転中周囲に気が配れず、歩行者や対向車に注意が向けられなくなります。
このように注意には5つの種類があり、1口に注意と言っても種類によって機能は大きく異なります。
・注意障害になった時の対処法
前述で、注意機能の種類は5つあり、障害されるとどうなるかが分かりました。
では、高次脳機能障害になり、注意機能が障害され注意障害になったら、日常生活はどうすればよいのか・・・
対策、対処法を考えていきましょう。
まず前述した5種類の注意障害の説明では、注意障害は主に集中力がそれることが幹となる障害だとわかりました。
では、注意をそれないようにするためにどうすればよいのでしょうか・・・
注意障害は、他のことにより気をとられることで集中力が簡単に失われます。
つまり、集中できる環境を整えれば、注意がそれることが少なくなると思いませんか?
私が経験してきたことから考えた対策は、集中しやすい環境になるように、自分でもしくは周りの人に協力を得て、周りからの刺激が少なくなる個室で行うことです。
可能な限り、自身がこれから行う作業に集中できるように、気がそれないように、作業環境を整えることがまずは大事ですよね。
次に、5つの注意障害の説明をみると、共通して2つ以上の作業を同時にすることが障害されています。
ではどうすればよいのでしょうか?
私の経験から言えることは、2つ以上の作業を同時に進めることをせずに1つずつ作業を行い、1つの作業が最後まで完了してから次の2つ目の作業にうつるようにするのが良い1つの方法です。
これで、2つ以上の作業を同時にすることが無くなりますから、1つの作業だけに集中することができます。
それに、作業が終わればまた次の作業だけに集中して作業をこなすことができます。
これで、注意が逸れることによるミスも減ります。
今あげた2つの対策をしながら、コマメに間違いがないか確認する習慣をつける方法や、作業するときや確認チェックする時に、声出しをすることにより意識的に確認作業をすることで、さらにミスを減らすことができます。
あとは、集中力を持続するために、時間を決めて休憩をとると良いです。
これで、高次脳機能障害で注意障害になり、注意機能が障害されてもミスや間違いを最小限に抑えることができます。
さらに、注意機能は単に注意をはらうための機能ではなく、気分や感情や疲労と密接に影響しあいます。
気分や感情が安定し、疲労のたまりづらい環境に身を置いて心理的な不安のできるだけ少ない状態を作り出すことで、日常生活・社会生活でも注意を持続することができます。
おすすめの注意障害に関する書籍を下に載せておきます。
次回は、高次脳機能障害の遂行機能障害について記事にしていきます。
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