エクスプレッシブ・ライティングへの反対意見

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今回は、エクスプレッシブ・ライティングへの反対意見やデメリットについて記事にしています。

エクスプレッシブ・ライティングに対して、本当にストレス解消できるの?うさん臭くない?と感じたらこの記事を読んでください。

エクスプレッシブ・ライティングがどういうものか、そこからメリットやメカニズムについて解説している記事についてはこちらをどうぞ!
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書いてすっきり !エクスプレッシブライティングのメリットとメカニズム

目次
  1. エクスプレッシブ・ライティングへの否定的な意見
  2. エクスプレッシブ・ライティングは逆効果
  3. エクスプレッシブ・ライティングの注意点
  4. 肯定派と否定派の意見の食い違いが起きるのか、まとめ

1.エクスプレッシブ・ライティングへの否定的な意見

その日にストレスを感じた、感情や思いを紙に書きだす『エクスプレッシブ・ライティング』に否定的な意見を呈した先生がいらっしゃいます。

精神科医の樺沢先生は、ネガティブな感情や思いを書き出すことと反対の、その日に感じた楽しく嬉しく感じたポジティブな感情や思いを日記に書きだすことを推奨しています。

一方でストレスを感じた感情や思いを書き出すことへは否定的です。

「ネガティブなことを書き出すことによって、ネガティブな思いが強化されて、ネガティブな記憶が強まり忘れられなくなる可能性がある。」
と呈しています。

樺沢先生のもとには、「過去の嫌なネガティブな記憶を忘れるにはどうしたらいいですか?」という質問が寄せられます。

樺沢先生によると、

「そういう質問を送ってくる方は、ネガティブなことをよく思い出したり、ネガティブなことを書いたり、人に話すことが好きな人が多い。」

実際にそういった傾向があるそうです。

アウトプットすることによって嫌な記憶が強化されるので、後々に自分の失敗体験や失恋体験を何年たっても思い出すということです。

樺沢先生の場合は、嫌なことがあったら、ストレスを感じることがあったら1回だけアウトプットとして話して忘れるという方法をとられているそうです。

「2回も3回も話してアウトプットすることによってネガティブな思いや記憶が強化される場合があるので、何度も話すべきではない。」
と呈しています。

嫌なことがあっても、1回だけ話してアウトプットし、流して忘れることができれば、嫌な体験での記憶を強化することなく、そうそう脳に記憶として残ることはないようです。

以上のことから、

「ネガティブな記憶が強烈に残るのはネガティブなアウトプットを幾度となくしているからである。」と呈しています。

もし、ストレス発散方法として、その日にストレスに感じた感情や思いをアウトプットするのであれば、1度だけ話して終わりにするにとどめるのが良いとおっしゃっています。

エクスプレッシブ・ライティングで、その日にストレスを感じた感情や思いを紙に書き出すと、イライラや不安が強まる場合があるようです。

とはいえ、多くの書籍ではエクスプレッシブ・ライティングは紙に書いたり、信頼できる人に言うとすっきりして良いと書かれています。

しかし、それはおそらく自己肯定感が高い人で、ポジティブ思考が強い人だから、すっきりするとおっしゃっています。

ネガティブを吐き出すことでポジティブに戻れる人は、エクスプレッシブ・ライティングをやると効果があり、すっきりするということです。

反対に、嫌な出来事があって落ち込む人はポジティブ思考が強くないので、エクスプレッシブ・ライティングは逆効果になる可能性があり、おすすめされないようです。

自分自身がポジティブ思考が強いか弱いかわからない場合は、エクスプレッシブ・ライティングを半年くらい実験的に実際にやってみて、本当にすっきりするか試してみるといいよとおっしゃっています。

それで、嫌なことを忘れることができて楽しく生きていけるのであれば、いい方法になりうるとのことです。

反対に、エクスプレッシブ・ライティングを実践して嫌なことを思い出し、さらに嫌な記憶が強化されるような人には、エクスプレッシブ・ライティングは合わないストレス解消方法であるということです。

2.エクスプレッシブ・ライティングは逆効果?

エクスプレッシブ・ライティングへの否定的な意見でも話した通り、ネガティブなことを書き出すことによって、ネガティブな思いが強化されて、ネガティブな記憶が強まり忘れられなくなる可能性があります。

実際に、記憶と言うのはアウトプットした回数に比例して、記憶が強化されることが既に確定的事実として判明しています。

何度も思い出しアウトプットするというのは広く一般的に知られた「優れた記憶術」です。

ネガティブを書き出すことによってわざわざ嫌な記憶を覚えることになる可能性があるということにもなります。

ですから、正しくないやり方でエクスプレッシブ・ライティングを行えば「嫌な記憶が忘れられない」ということになるので、エクスプレッシブ・ライティングから得られる効果の研究結果からは、逆効果をもたらしてしまう可能性があります。

ただ、これは目指すところや向かうところの解釈が、人によって違うからだという考え方もできます。

実際、エクスプレッシブ・ライティングの解釈は、悩みの棚卸をして脳に余裕を作るテクニックです。悩みの棚卸とは、悩みの内容や感情を点検しアウトプットすることで、把握することです。エクスプレッシブ・ライティングは悩みを消滅させるための方法ではありません。

このように、エクスプレッシブ・ライティングの解釈や意味合いを区別しておくと、より正確にエクスプレッシブ・ライティングできると思います。

適切なエクスプレッシブ・ライティングの目的、エクスプレッシブ・ライティングをすることで、自分自身の目指すところや向かうところの効果が得られます。

3.エクスプレッシブ・ライティングの注意点

エクスプレッシブ・ライティングの解釈が理解できたところで、エクスプレッシブ・ライティングの注意点を見ていきましょう。

まず1つ目の注意点は、エクスプレッシブ・ライティングは魔法ではありません。

あくまでも、悩みの棚卸( 悩みの内容や感情を点検しアウトプットすることで、把握すること )が目的です。自分の悩みを明らかにして、正体不明のモヤモヤ状態から対処可能な状態に持っていく行為なので、魔法のような期待をしてしまうと、効果が出ずに苦しむことにもなりうるので、エクスプレッシブ・ライティングの目的を把握して取り掛かると効果的です。

2つ目の注意点は、エクスプレッシブ・ライティングが効かない人もいるということです。

たとえ、99%の人に効果がある方法でも1%の効果が出ない人がいます。

どんなに精度の高い科学的根拠があっても例外は必ずあり、それがあなたである可能性もあります。
確かめる方法は簡単でとりあえずやってみるといいです。金銭的なリスクはほとんどないに等しいので、実践して効果があるかどうか確かめるのが1番です。

効果がなければ、他のストレス解消法を実践すれば良いのです。

4.肯定派と否定派の意見の食い違いが起きるのか、まとめ

エクスプレッシブ・ライティングの肯定的な意見と否定的な意見を記事にしてきました。

どうして、科学的な証明がされている方法でも肯定的な意見と否定的な意見で食い違いが出るのでしょうか。

結論をいってしまうと、ネガティブな感情に対する認識が人によって違うからです。

一口にネガティブな感情と言っても、その種類はたくさんあります。

「怒り」「不安」「悲しみ」など多岐に渡ります。

これらすべてのネガティブな感情を区別せずひとまとめに「ネガティブな感情」と説明するから、区別や解釈の間違いが起きるのです。

エクスプレッシブ・ライティングの本来得られる効果や正しい目的をあらかじめ認識できたうえで、エクスプレッシブ・ライティングを正しく取り入れ、ネガティブな気分を解消しましょう。

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